■クラミジア Chlamydia infection |
病原体 |
クラミジア・トラコーマティス(Chlamydia trachomatis) |
感染経路 |
キス、性交、性交類似行為 |
症状・男性 |
感染後3〜20日の潜伏期間の後、放尿の際に違和感や痛みがある。
やや水っぽい膿が出る。
かゆみ、排尿痛、頻尿をともなう。
放置しておくと睾丸部分が腫れ上がり、発熱することもある。 |
症状・女性 |
白い粘着質のおりものが増えるが、自覚症状はほとんどない。
知らないうちに菌が卵管や骨盤に達して、不妊症や子宮外妊娠の原因になることも。
妊娠中に感染すると、母子感染(結膜炎、肺炎等)の危険性もある。
出産までに完治させれば問題ないが、最悪の場合は帝王切開と言う手段を取る。 |
治療 |
テトラサイクリンやサルファ剤などの抗生物質の服用。
クラビットなどの抗生物質の服用でおよそ1〜2週間ほどで完治するが、長引くことも。
抗菌剤の服用で2〜4週間でクラミジア菌は消失する。
治療中は性交渉、自慰行為は禁止。
治療費は保険を使わない場合で15.000円くらい。保険が効く。 |
備考 |
クラミジアは現在もっとも蔓延している性感染症である。
男性は症状がわかりやすいが、女性はほとんど自覚症状ゼロ。
一度治っても、ピンポン感染(パートナー同士でくり返し感染し合うこと)しやすいので、治療はパートナーと一緒にすることが大切。
オーラルにより口の中に感染した場合は咽頭炎などの症状が出る。 |